👠捨てないで👠

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大「真奈美ー。」 真「何よ?」 大「何ぷんぷんしてんの?ちょっとリモコン取って。」 大介の寝転がった足元にあるリモコン。 少し怪訝そうな顔で、 大介に差出す。 明らかに、あんたの方が近いじゃない。 しかし私は言葉を飲み込んだ。 返ってくる言葉なんて、 わかってる。 きっと『ああ、わりぃ。』なんて平謝り。 飽き飽きした日常。 もう愛なんて綺麗な言葉で解決出来るような、 そんな関係じゃない。 居て当たり前、 本当に辛くなる事とか、 嬉しくなったり、ドキドキしたり。 この人の事で悩むなんて二度とない。 きっと浮気してたって、 本当に本気でどうでもいいや。
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