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マ「力って……??」
テ「…」
ティアラは、俺の顔を見て本に手をあてながら言った。
テ「人魚の涙には、凄い力があるの知ってる??」
マ「聞いた事はある…ナーチスが前、少し話してくれたから。」
テ「私も自分ではよくわからないのだけど…人魚の涙には変わった力があって…さっき言った純人魚種が一番力が強いとされてて…私もその一人…。人魚の涙にどのような力があるのかはわからないけどけして使わないようにと…リースさまが言ったの。」
マ「母さんが…??」
テ「リースさまは、人魚だった頃、私の母ロゼーヌ・シャネットの付人として働いていたらしいの…。多分、リースさまが16歳位の時に…その時に母がリースさまに人魚の涙について色々教えたみたいで…私と出会った時も驚いていたわ…
リ『ロゼーヌさまにそっくり』
とね…」
マ「ティアラ…」
ティアラはそのまま黙ると再び俺の顔を見て言った。
テ「10年前の客船の事故…」
マ「!?」
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