16人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
トントントン…
テ「~♪」
一段ずつ階段を下りてリビングに着くとティアラが鼻歌を歌いながら料理をあたためていた。
マ「ちゃんと料理出来たの??」
俺は、笑いながら言った。
テ「失礼ね、ちゃんと出来てるわよ。ナーチスさんが教えてくれたんだから。」
マ「ナーチスが??」
テ「えぇ。」
マ「へぇ~なら大丈夫だな。」
テ「もう…マーリーったら…。」
ピンポーン
マ「誰だろ…こんな時間に…。」
ナ「はい…どちらさんでしょうか…??」
男「夜分に申し訳ない、この辺で紅色の瞳をした女を見ませんでしたか??」
テ「!!??」
マ「あいつらだ!!」
テ「どうしよう…」
ナ「紅色の瞳をした女…」
男「はい、一緒に男もいたと思うんですが…」
マ「男って俺のことか??」
男「お前!!お嬢様をどこへ連れて行った!?」
マ「あの後、何処かに行っちまったよ。」
男「本当か??」
マ「あぁ。」
男「そうか…夜分申し訳ありませんでした。失礼します。」
男は、そう言うと玄関を出ていった。
+
最初のコメントを投稿しよう!