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ゴゴゴゴゴゴゴゴ
リ「キャァ!!」
マ「お母様!!」
リ「マーリー大丈夫??」
マ「大丈夫だよ、お母様。」
タ「リース、マーリー大丈夫か??」
リ「大丈夫です、あなたは!?」
タ「私は大丈夫だ!!それよりはやく中に入ろう!!」
父親の言葉で中に入ろうとした時、もう既に遅かった。
客船は、あっという間に傾いており、俺や両親は海に叩きつけられた。
リ「マーリー!!!!」
マ「お母様~!!!!」
あの時の父親と母親の顔は今でも忘れられない。
俺は、まだ6歳だったから泳ぐことなんて出来ず、ただ海の底に沈んでいくだけだった。
マ『お父様…お母様…』
微かな意識の中俺は気を失った。
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