16人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
ティアラは、暫く墓石を悲しげな表情で見つめていた。
ティアラの首元には綺麗なひし形のネックレスをつけていた。
マ「あの…」
テ「あ…ごめんなさい。」
マ「父と母とはどういった関係なんでしょうか??」
テ「昔…私が小さい時に少しお世話になったの。」
マ「そうなんですか…。」
テ「マーリー君は、何歳??」
マ「16です。」
テ「じゃぁ、私より一つ下か!!」
マ「17なんですか??もっと上かと思っていました…」
テ「えぇ~!?酷いなぁ~」
ティアラは、無邪気に笑っていた。
テ「じゃぁ、私はこれで。」
ティアラが、行こうとした時だった。
男「ここにいたんですか。」
テ「……。」
ティアラが向く方には一人の男が立っていた。
男「行きましょう。」
テ「嫌よ!!話して!!」
マ「ティアラ…??」
ティアラは、男に腕をつかまれ必死に抵抗をしていた。
マ「離せよ。」
男「なんだと…??」
ドゴッ
男「うっ…」
俺は、男のお腹を蹴った。
マ「こっち…」
テ「えっ…」
男「…待てっ!!」
俺は、ティアラの腕をつかみすぐにお墓のある丘を後にした。
+
最初のコメントを投稿しよう!