幸福なる天使のお告げ

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そして学校が終わり、いつもの畦道。 俺と沙雨那は手と手を繋いで帰っている。 可愛いのは今に始まった事じゃないが、 沙雨那ってこんなに可愛いかったんだな。 抱き締めたら優しい香りがしてきそうだ。 まあシスコンなんで考えてる事はヤバイです。 あんな事やこんな事……。 …いや、卑猥過ぎる。 去年沙雨那は監禁されて強姦までされたんだ。 ダメだ。 やってはいけない。 うん。 俺がそんな妄想をしていると、家が見えてきた。 俺は右ポケットから鍵を出し、家の扉を開けた。 広永さんについて訊いてみるか。
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