幸福なる天使のお告げ

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沙雨那は青いシャツと青いズボンを着て、そしてこの前あげた指輪を左薬指に付けて俺の部屋に戻ってきた。 沙雨那は俺のベッドに寝っ転がっているようだ。 構って欲しいのか、俺の枕をぎゅっと抱き締めている。 俺はとりあえずパソコンをシャットダウンして沙雨那の隣に座ってみた。 「沙雨那、おいで」 俺がそう言うと沙雨那は俺に抱き付いてきた。 マジで可愛い。 「沙雨那、顔上げて」 俺はずっと胸に顔を埋めていた沙雨那にそう言った。 俺が言うと、沙雨那はすぐ顔を上げてくれた。 心なしか、頬が赤らんでいた気がする。 「お兄様……」 沙雨那は微笑んで俺に言った。 「どうした?」 俺が言うと、沙雨那は俺に抱き付いたままベッドに倒れ込んだ。 …まるで俺が押し倒したかのように。 何? 俺何かしなきゃいけないの? 近親にゃんにゃんしなきゃいけないの?
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