忘年会

2/10
前へ
/54ページ
次へ
「時間過ぎてるから 始めようか?」 広之が時計を見て言った。 「そうだね 雅史は遅れるって言ってたから 始めちゃいましょ」 真美は店員にビールを注文した。 「生中 4つね あとで2人くるけど先にちょうだい」 大介は裕子の肩を抱きながら おしぼりで顔をふいている。 運ばれてきたジョッキを真美が配る。 「はいはい! 大介に裕子!お熱いのはわかりましたから とりあえず乾杯しましょ」 「いやだぁ お熱いだなんて 死語だよ」 大介の腕をほどきながら裕子が言った。 「仕方ないじゃんな 広之らと違って俺らは本当にラブラブなんだから」 「わかったから 早くジョッキ持て。 えぇと… 今年も一年間お疲れ様でした。 来年も仲良く楽しくやりましょう! 乾杯!」 「乾杯!」 広之の音頭で乾杯した。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

180人が本棚に入れています
本棚に追加