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私「お母さんも…朝から家の事せんといけんけぇ…ココおれんじゃろ…一緒に帰りんさい…ありがとね…」
だんだん声が小さくなる。
呼吸の方が大きくて声が聞こえない。
母「じゃあ…朝また来るけぇね!頑張りんさいよ!」
父「じゃあの。また明日仕事終わったらお父さんも来ちゃるけん」
私「うん…ありがとう…じゃあまた明日…今日か…また後でね……」
こうして両親は帰って行った。
本当は、心細くて不安で怖くて帰ってほしくなかったが
両親は自営業をしているので朝から忙しいのは知っているし困らせたくなかったので帰ってもらった。
滝沢さんもナースステーションに戻り
陣痛でもがき苦しむ私一人となった。
この時すでに1時。
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