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「へい、らっしゃい!」宝石のお店のおじさんに石を見せた。
「少しかけてはいるケド本物のルビーだよ。お金渡すケド君小さいから気をつけて持つんだよ。」
そう言うと、頑丈そうな革の財布にお金を入れて僕に渡してくれた。
「ありがとう。」
ひとこと言うと、僕は飲食店に向った。
「パンとスープください。」
「パンとスープのセットですね。かしこまりました。」
待ち時間が長く感じる。いつも食べたいときにいつでも食べていたから。
今回は、歩き周ったりして疲れたし、すっごくお腹が空いていた。
パクッ。
一口食べてみると、世界が変わるようだった。大したものではないはずなのに、とてもおいしく感じた。
こんな小さなことで幸せを感じることができるなんて…感動だ。
そうして、一日が終り僕は、町外れの大きな木の下で眠りについた。
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