1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
ハックシュン!
大きなくしゃみと共に朝を迎えた。
昨日そういえば、ふとんも何もなかったな。
冒険二日目は、少しだけ風邪気味だ。
さて、今度はどこへ行こうか。
またあても無く、歩き出す。ただひたすら真直ぐに進むだけ。
すると前方に深い森が見えてきた。
道がなくなる森の入口に看板が立っていた。
『眠りの森』
ここって?う~ん何か聞いたことあるような…知ってそうな森だなぁ。
この森は言わずと知れた、恐ろしい森である。言い伝えではあるが、霊が暮らす森であり、眠りの森と名が付いているのは、昼間でも、太陽のひかりが届かないと言われているからだ。
まぁいいや!進もう。
単純な彼は、ただひたすら前へ進むだけ。
最初のコメントを投稿しよう!