冒険のはじまり

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ハックシュン! 大きなくしゃみと共に朝を迎えた。 昨日そういえば、ふとんも何もなかったな。 冒険二日目は、少しだけ風邪気味だ。 さて、今度はどこへ行こうか。 またあても無く、歩き出す。ただひたすら真直ぐに進むだけ。 すると前方に深い森が見えてきた。 道がなくなる森の入口に看板が立っていた。 『眠りの森』 ここって?う~ん何か聞いたことあるような…知ってそうな森だなぁ。 この森は言わずと知れた、恐ろしい森である。言い伝えではあるが、霊が暮らす森であり、眠りの森と名が付いているのは、昼間でも、太陽のひかりが届かないと言われているからだ。 まぁいいや!進もう。 単純な彼は、ただひたすら前へ進むだけ。
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