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…しだいに辺りが暗くなってゆく。
森を歩き、間も無く夜が訪れたようだ。
おかしいな。もう夜なのかな。たいして歩いた気はしない。暗いのは最初からだ。そう森に入ったときから少しずつ暗くなっていったよな。
ザワザワ…
ザワザワ…
歩いても歩いても景色が変わらず、変わったことと言えば、人々が騒ぐように聞こえる、木々の葉が擦れる音だ。
森がお話してる。何を言ってるのかよくわからない。だケド僕を歓迎してるとは思えない。
グ~…
しばらく歩きっぱなしだった僕は、お腹が空いていた。
何か食べよう。
…
お金を出して…
…
…
…
あ…ここにはお店は無いんだった。
お金で、ご飯が買えないなら、仕方ない。
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