孤立

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昭太が立ち尽くしている背後にゾンビの大群が迫っていた。 昭太はその気配に気づき二階から外を覗くと30は居るゾンビ達を見た。 (ちくしょう…… 抗生物質はもう効果が無くなってるし。 やるしかないか…。) 昭太は日本刀を持ち外に出ることを覚悟した。 昭太が玄関のドアを開けると同時にゾンビ達はこちらを向く。 (まさか…… あいつらは音に反応するのか…?) 昭太は落ちていた石をゾンビの横に投げる。 するとゾンビは昭太の居る違う方向を向いた。 「やっぱり……」 ゾンビ達はまたこちらを向いた。 「よし!! 殺るか!!!」 昭太はゾンビ達の方に走った。 「らぁ!!」 昭太はゾンビの頭を一閃(いっせん)で切り取った。 「次ぃ!!」 ゾンビは昭太を囲むように襲った。 「ヤッバ……」 昭太はゾンビの股に滑り込み、滑り込んだゾンビの両足を切る。 (俺って人を殺すのに抵抗が無くなったな………) 昭太は何故か悲しくなった。 (生きる為だ…… 仕方ないな………) 昭太はゾンビを次々と切り倒す。 「あと十体…!!」 昭太は腰に挟めておいた銃(オートマグ)でゾンビを撃ち抜く。 そして刀でゾンビを切る。 少ししてから昭太はゾンビを全て倒した。 「はぁ……… 疲れた……」 昭太は死体が広がっている地面に腰を下ろした。 (そういえばアンブレラっていっぱいあるのか……? 高明の組織とアンブレラは違うのか…? 確か幹部ってあと一人居たような…。) 昭太は考えてると生存者の声がした。 「きゃああ!! 誰かぁ!!!」 「悲鳴!? 生存者か!?」 昭太は悲鳴のした方に走った。
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