プロローグ

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桜舞う始まりの季節、春。 青春時代の始まり、高校生になって1週間が過ぎた。 僕は椿 璃久(つばき りく)。 高校生になったら何か変わるかもしれないと……少し期待してたんだけど、結局変わる事なんてなかった。 やっぱり僕は馬鹿で、運動も全然駄目だし、それに…… 「璃久!何やってんの?早く帰るわよ!!全く、何でいっつもそんな暗い顔ばっかしてんの!?」 そう、僕は暗い。自分に自信が全くない。 今話しかけて来たのは幼馴染と言うべきなのかな? 名前は美咲 琴葉(みさき ことは)小さい時から僕を見下してくる。 少し釣りあがった目に茶色の腰まで伸びるポニーテール、僕より少し背が高く170cm近くある。
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