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「あんた、誰?」
そう言って俺を見下ろしてきた少女は、青い髪を腰まで延ばし、俺の瞳と同じ蒼氷色の瞳をキッと睨むかのようにしている。
周りではその少女と同じような制服を着てマントを羽織った生徒達と、でこがやたらと広い中年の男性が訝しむような視線を向けている。
「ちょっと聞いてるの?こっちを向きなさい!」
周りをキョロキョロと見ていた俺の両頬を挟むようにして、無理矢理自分と視線を合わせた少女を見る。
「もう一度聞くわよ。あんた一体何者?
平民が何でこんな所に居るのよ。答えなさい!」
「俺の名は神裂討魔。
ここは一体どこなんだ?」
その少女はハアッ?と口を歪め、次に少女が口にした言葉で俺は固まってしまった。
「ここはライグル王国セントラル領、ライグル魔法学院の東の丘にある、召喚の台座よ。
それで何であんたがここに居る訳?このへ・い・み・ん!」
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