33人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしが18歳でまだ芸能界の右も左もわからなかった時。
そうね、デビューして一年目の春。
あたしはドラマで共演した、大物俳優の『桜井雅人』に誘われたのよ。
桜井さんはあたしの好みのタイプではなかったんだけど、とりあえず着いて行ってあげたわ。
その頃のあたしはまだ無名で、
なんとかこの世界でのし上がろうと必死だったのね。
奥さんも子供もいる桜井さんに、何の抵抗もなかったわけじゃないわ。
あたしはただ、夢を現実に変えたかっただけ。
桜井さんはあたしに、
「俺に任せておけば悪いようにはしぃひん。」
そう言ってあたしを抱いたわ。
ドラマの撮影が終わっても、あたしの体を求めた。
桜井さんは貫禄はあるし有名な俳優さんだったけど、体はおじさんねっ。
お腹は出てるし毛むくじゃらだし、あたしは桜井さんに抱かれた後、ボロいアパートに戻ってすぐにシャワーで全てを洗い流した。
そうね、気持ち悪いと思ってたから。
最初のコメントを投稿しよう!