麗しき真琴!

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そして拓真があたしに言った。 「真琴さん、いつも笑っていればいいのに……。 その笑顔、最高っすよ!」 拓真があたしにVサインした。 あたしの顔色が……、 あたしの体温が……。 なに?この感覚……? えっ? えーっ? あたし、嬉しい? 拓真の笑顔を直視できない。 こんな感覚あたしは知らない。 柄にもなくはにかむあたし……。 あたしは照れ隠しの為にタバコに火をつけた。 「体に悪いんだって!これっ!」 拓真はあたしからタバコを奪い、灰皿にもみ消した。
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