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あたしの中にも衝撃が走ったわ。
顔も名前も知らない人からの手紙。
あたしの知らない場所で、ちゃんと見てくれてる人がいた……。
嬉しくて、目をウルウルさせながら読んだのを覚えてる。
事務所の人たちに頭を撫でられて、
その人たちの優しさにも触れたのよ。
みんな口々に言ってくれたわ。
｢今はまだ数は少ないかもしれないけど、こうして応援してくれるファンがブラウン管の奥にいることを忘れないで頑張りましょう！｣
あたしは、あの時抱いた感情を忘れないって……。
ファンの為に頑張ろうって……。
心にそう誓ったの。
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