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それからも、ファンレターは少しずつだけど増えていったの。
ファンの年齢層にも幅ができた。
でもやっぱり、同じ年齢の男女が多かったかしらねぇ。
ドラマの放送は無事に終了し、
あたしはそれからもちょい役だけどドラマに出演する機会を与えられた。
ちょうどその時期ね。
あの人に出会ったのは。
初々しいあたしは、スタッフに囲まれて大人しい新人女優だった。
そんなあたしに、捨て猫を拾い上げるように彼は近付いた。
『桜井雅人』
彼は絶大な協力者となったわ。
力のあるプロデューサーに掛け合って、あたしを売り込んでくれたのよ。
そのおかげであたしは、テレビに映る機会が増えた。
あたしの人気は勢いを増した。
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