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祝福を受け、あたしは照れながら花束を受け取った。
「おめでとうございます!真琴さん!」
あたしの周りは拍手と歓声が湧き上がった。
こんなの、初めてだった。
心からみんなが祝福してくれる。
鳴り止まない拍手の中を、拓真が現れた。
「真琴さん、おめでとう。」
拓真が握手を要求してきた。
あたしは熱くなった目頭をおさえながら、片手を出した。
「真琴さんと共演できてよかったっす。」
拓真はあたしの手を握り、ギュッと力を込めた。
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