33人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしは身を乗り出した。
そして拓真に叫んだの。
「なにしてるのぉ?」
拓真は少しホテルに近付き、あたしの声が聞き取れる場所まで移動してこう言ったの。
「降りておいでよ!」
拓真はあたしに手招きをした。
「待っててっ!」
あたしはすぐに返事をして、エレベーターに乗ったわ。
ドキドキ胸の高鳴りを抑えて、
彼のもとへ走ったの。
拓真は、さっきの場所で人に気付かれないようにあたしを待ってた。
最初のコメントを投稿しよう!