💓Scene.45💓

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~朔夜 Side~ 今日は俺と杏奈の婚約発表の日。 俺はスーツに着替えて杏奈のいる部屋に向かった。 コンコン 「どうぞ」 ドアがノックすると、杏奈の返事が聞こえ、部屋に入る。 「………」 杏奈を見るなり、固まってしまった。 杏奈に似合うだろうと思い、送った薄ピンクのロングドレス。 それが、想像以上に似合っていて、目が離せなくなってしまった。 色白の肌に薄いピンクの生地、いやらしい色気もなく、無駄な露出のない清楚なイメージのドレスに、髪を巻いて、薄く化粧をした杏奈。 (反則だろ……………) 杏「朔夜?どうした?」 杏奈の声が聞こえ、見ると杏奈が俺を覗き込むようにして見ていた。 目の前にある綺麗な顔に自分の顔が熱くなるのがわかる。 「いやっ、なんでもない////」 杏「どうした?顔赤いけど、具合悪いのか?」 (鈍感?) 「いや、綺麗で見とれてたんだょ…」 「え?何?」 聞き取れなかったのか、杏奈が聞き返す。 「ドレス、似合い過ぎて、見とれてたって言ったんだよ。何度も言わせるな/////」 俺は何を言ってるんだ!?俺のキャラはこんなんじゃね!! 俺の言葉に顔を赤くする杏奈。 祖「あらあら、初々しいわね。羨ましいわ」 そう言って、上品に笑う杏奈の祖母に二人して真っ赤になってしまった。 「そろそろ始まるぞ?」 気まずくなって、杏奈に声をかける。 そして、俺達はパーティー会場へと向かった。
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