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〈???〉
ポタッ・・・ポタッ・・・
私の腕から血が滴れている。
さっきの男の血だが、過程が不可解だ。
鎖から外された後・・“呼吸”するかのように、自然に足を潰して“頭を吹き飛ばした”・・・・・。
意識もせず無意識の内にだ。
それに、解放感というか・・・不自然、そう不自然さが無くなった。
まるで・・・“無意識の内に殺すのが当然”というように。
ガチャッ
「俺・・。」
ブンッ
ゴシャァッ
「やはり、意識もせず殺してしまうな。」
しかし、わかった・・・いや、理解したというのが正しいな。
“理由も何もなく、罪悪感や楽しみ等何も感じず、何も思わず、ただ呼吸するかのように殺す。”
そういうふうに成った・・・いや、不自然さが無くなった分覚醒したのだな。
「ヒッ、ヒッィィィ。」
ヒュッ
グシャァ
ふむ、また来ると面倒だな。
ヴーッ!ヴーッ!
『脱走確認!脱走確認!至急鎮圧に向かってください!』
やれやれ、面倒な事だ。
ガチャガチャガチャ
どうやら来たみたいだな。
それでは
「殺戮を始めよう。」
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