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〈魔界最高責任者〉
「残ったのもワイらだけになってもうたなぁ。」
「そうですね。」
まったく、1000年でこれだけ殺し尽くすとはやってられんで。
神魔界の実力者だけやない、人間の実力者もかなり居たっちゅうのに。
「まったく、飼い犬に手を噛まれた気分だよ。」
・・・・・アホやないかこいつ。
もうそんなんで済む問題やない、アイツを消した所でこの世界はもう終わりやっちゅうのに。
「所で、腕の方は大丈夫なんですか？
治ってないようですけど。」
「そういや食われてたんやったな。」
アホなこと言うから忘れてたで。
「忌々しいことだけど、どうやっても治らないんだ。
英霊とかの駒はもういないのに。」
アイツが食っちまったからなぁ。
普通なら腕無くなっても治せるんやけど、アイツに食われたらどうも出来ひんからな。
「まあ、やるしかないやろ。」
「そうですね。」
「そうだね。」
こんな勝っても負けても意味無いことやりたかないんやけどなあ。
はぁ、ため息しかでんでホンマ。
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