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〈世界意志〉
「ハアッ、ハアッ、ハアッ!」
これで、これで殺せたはず。
いくらアイツでも、ありとあらゆる闇を食らって死なないはず無いんだ。僕だって此れは耐えられない。
もし、もし生きていたとしたら、それは・・・・・・
「忘れたのか。」
なッ。
「私を・・・どういう存在にしたのか忘れたのか。」
「バ・・・バケモノ。
アアァァァ、バケモノォォォ!」
た、助けて。誰でもいいからアイツを消してよお。
「こんなヤツに復讐しようとしたとわな。」
グシャァッ
〈???〉
終わった、やっと終わった。
「ハ、ハハ、アハハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。」
何故だ、復讐も終わったのに、嬉しさも達成感も何もない。
ただ・・・虚しい。
本当に空虚で、こんなにワラッテいるのに、コワレタヨウニワラッテイルノニ、何も感じぬ。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。」
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