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三年前―…。
「俺、小学校卒業したら中学は違うとこ行くんだ。」
俺は通っていた笹沢小学校の卒業式の二日前に貴と柚葉と話していた
「マジか!!?」
「…ホントに……?」
貴、何で嬉しそうなんだよ!
柚葉、泣くのは早いって!
「まぁ聞けよ、中学はじいちゃんのとこ、福岡だったかな?そこ行く。何か親が外国に行っちまうんだ。いつ帰ってくるかわからねぇし…とりあえず義務教育の間だけだ。高校生なったら戻ってくるし」
「ちっ…。福岡か遠いな」「でも帰ってくるんだよね!?良かったぁ~!」
貴、その舌打ちって
①俺が遠いとこ行くから遊びに行けねぇぜ…!
なのか、それとも
②帰ってくるのかよ…
のどっちだ?
「③のお前も外国行かねぇのかよ、だ!!」
「人の心読んで勝手に選択肢増やすな!」
なんて奴だ…
「声出してたじゃん…」
マジ?まぁいいや…とりあえず…
「貴」
ぶっ殺☆
「何だ?何かくれりゅぶぁ!?」
うん。喋り終わる前に殴っときました
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