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その後柚葉は用事があるらしく、顔を赤らめたまま部屋を出て行った。
…窓から。家が隣だからだろうが…家には玄関と言うものがあるということを今度教えてやろうかな
とにかく俺は当初の目的、昼寝をすることにした
羊を数えるまでもなく、すぐに意識を手放した
――――……。
トントントントン…
ジュー…
クツクツ…
ん?何の音だ?俺は何らかの音で目を覚ました
「……料理?柚葉か?」
聞こえてくる音は紛れもなく料理してる音だ。
トントントントン…「あー何切ってんのかな?」
ジュー…「旨そうな音だな」
パリン…「パリン?珍しい音だな?」
ガシャーン…「………。」
俺は恐る恐る下に降りて台所をみてみると…
「う~…あたし料理下手なのかな…?」
しっちゃかめっちゃかしてる柚葉がいた
「何してる?」
いや、見ればわかるけど妖しげな緑の物体を煮込んで、足元には皿や野菜の残骸が散らばっていたら、考えていることが的中しないことを祈る限りだ…………が
「何って…料理だよ?」
的中(泣)
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