拘置支所生活

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拘置支所生活

警察署の留置場から拘置支所に移送されたのだが、また留置場とは違った雰囲気だった。 しょっぱな拘置支所でされたのがまず激しかった。 いきなり裸にされ、全裸のまま四つん這い。SMプレー並のいきおいでした。 四つん這いにされて肛門のなかまで調べるんですからある意味刑務官もすごいなと思った。 俺は薬なんかしないからケツに薬なんて隠しませんぐらいのことまで言った記憶がある。 拘置支所での生活は本当にきつかった。 留置場ではタバコが1日二本まで許されたけど拘置支所では一切タバコが吸えない。 あと飯がまずかった。 とても人間がたべるものではなかった。でも食べないと死んでしまうから食べるしかない。それがきつかった。 だから拘置支所の楽しみと言えば手紙を書くこと、面会すること、FMラジオ聴くこと、そして毎週水曜日の買い物で甘シャリを買うことぐらいだ。甘シャリとは塀の中ではお菓子を甘シャリと呼んだ。 それが信じられないくらい旨い。 お菓子自体は普通にスーパーで売ってる物と何ら変わりないのだけれど、外で食べるのと塀の中で食べるとでは天と地との差がある。 そんな日々を2ヶ月ぐらい過ごし、俺はとうとう裁判がはじまったのである。
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