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―宇宙―
ここに一つ滅びた星が一つ…
すべての命が滅びた地にたたずむ謎の三人。
????「この星にもなかったな…お前の予言がまた外れたな、ナロロ」
ナロロ「うーん…『コレ』がここだって言ってたんだけどネ~?ゴメンネ?ラグ兄」
ラググ「それはアテにならん…まぁいい。次はどの星だ…?」
死に星で何も気にせず会話をする二人の宇宙人。
この鋭い目つきに四本の蒼角を生やし、竜のような尻尾を生やしているこの男の名はラググ。
巫女のような容姿をし、先端に赤い水晶が付いた杖を
持った少女の名はナロロ。
ナロロ「え~と、次の星は~……地球(ポコペン)だって!」
ラググ「地球(ポコペン)?なんだ…その星は…」
ナロロ「さぁ?けど文明の遅れた星みたいだよ?」
ラググ「そんな星にとても『アレ』があるとは思えんが行ってみるか…どうせなければ憂さ晴らしに、滅ぼせばいい…行くぞ」
ナロロ「だね!……これで見つかったらいいんだけどね…。行くよ!クリリ~!」
一瞬悲しそうな顔をするナロロ、がすぐに陽気になりもう一人の宇宙人の名を呼ぶ。
クリリ「~~~♪~~♪」
死体の山の上で虚ろな目をして鼻歌を歌っている。
全身蒼白で、両手に黒と白の腕輪、そして片目は漆黒に染まっている、二人より一回り小さな少女クリリ。
ナロロの呼び声が聞こえていないようだ。
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