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「お父様………」
お父様の手が私に触れた途端、急に意識が薄れてゆく。
「…っ!!おと……っさま?」
「すまぬ…リスティ。そして生きるのだ我が娘よ…」
私は薄れゆく意識の中、優しさに満ちたお父様の顔と共に爆発の中から現れた三人の影を見た。
「こ…に………レイン……クリ…がある……か」
「なに…?………誰……い…じゃん…」
「ニィ…ネェ……アレ……殺……いい……?」
(この三人が……みん…なを……駄目…意識がもた…な……)
ここで私の意識は完全に途切れた…。
~回想終了~
「…私が覚えているのはここまでです…」
「その後にレインクリス星は消滅したんだね」
冬樹の問いにリスティは静かにうなずく。
「けどリスティさん、あなたはどうやってレインクリス星から逃げ出したの?」
「それは分かりません…。けど多分お父様が私をレインボークリスタルと共に宇宙に逃がしたんだと思います」
「宇宙に逃げた後はどうやって見つからずにいたんでありますか?」
「その間はレインボークリスタルは一つの星に姿を変えていました。ですがレインボークリスタルが力が弱まりこの地球に落ちてきたんです」
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