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「それを我輩が拾ったという事でありますな」
「はい」
「しかし…」
ケロロはリスティに微笑みかけ言う。
「…今まで大変だったでありますな…リスティ殿」
その途端、リスティは我慢していたのか涙が溢れて泣きながらケロロに飛びついた。
「はい…!本当に怖かった!辛かった!…ウワアァァァン!!」
飛びついてきたリスティにびっくりしたケロロだったが、すぐに笑顔になりリスティの頭を撫でた。
「もう大丈夫でありますよ…リスティ殿。もうリスティ殿を苦しめる者はいないであります」
その様子を見た夏美と冬樹はほっとしたようだった。
「なんかいつものボケガエルじゃないけど、まぁいいか!今はそっとしておきましょ」
「そうだね、姉ちゃん。軍曹にもこんな優しい所があるんだね」
夏美と冬樹の会話にケロロが少々怒って言う。
「むっ!冬樹殿!夏美殿!聞こえたでありますよー!」
「げっ!ボケガエルあんた地獄耳~?」
「あはっ!ごめんよ軍曹!」
ケロロはリスティの元を離れて、夏美達に抗議する。
リスティはその楽しそうな3人を見て笑顔になった。
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