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「ほんと、久しぶりねぇ!ナオミの結婚式以来じゃない?」
独身で、キャリアウーマンを続けているユウコが皆に声をかけた。
「そのあとで、ミカと一度ナオミの新居にお邪魔してるよ」
わたしはモゴモゴと、鳥の甘酢から揚げを頬張りながら訂正する。
「それにしても、律子は体型崩れないよね。とても子供二人産んだとは思えない。
あたしなんか、妊娠した時13キロ太って、元に戻んないよ」
ミカが、だぶっとしたワンピースの上から自分の腹を、ぽんぽんと叩く。
わたしは、ニヤッとほくそ笑んだ。
また太れば脂肪を吸引してもらえばいいし。
さらに、肉団子と炒飯をバクバク食べる。
なんてったって、わたしには魔法使いがついているのだ。
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