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少し長くなる昔話をしようと思う・・・。
過去に偉い人から尋ねられた事がある。
「お前は価値のある人間か?」
と、俺は何も答えなかった。
何故か?
価値なんて自分では分からないが、本当の俺の事を話せば、そいつは俺を精神科のある病院を紹介するのだけは、はっきり分かる。
信じれないと思うが、どうやら俺には超能力と呼ばれる力があるらしい
なっ、病院を勧めるだろ?
それにだ・・・。そんな大層な力じゃなくて、頑張れば、五メートル先のテレビの電源を落とす程度の代物だ。
人を操ったり殺したり、映画のような事は出来ない。
能力に気付いたのは、小学六年生の時…。父親が死んだ日の通夜で、机のコップが動いた時に、自分が異常だと理解した。
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