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GWも半分を過ぎた頃、実家通いの翼が寮に遊びにきた。久しぶりに3人で遊んで、すごく楽しかった。こんなたわいもないことが楽しいと思えることを幸せに思う。
そして別れ際に翼が、
「なぁ。明日から家に泊まりに来ないか?父さんも母さんも居ないんだ。」
「ホントに?どうする潤?俺は久しぶりに翼の家に行ってもいいけど。」
俺は嬉しかった。初めて友達の家に行く。しかも泊まりで。面白そうだと思った。
「全然いいぜ!行こうぜ!」
翼も嬉しそうにはにかんでいた。
「そうと決まれば、明日は早起きしようか。」
浩輔も嬉しそうだった。浩輔の笑顔を見ていると落ち着く。
「じゃあ明日、迎えにくるから。」
「あぁ。待ってる。」
そういって翼を玄関まで見送った。
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