第4章

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準備を終えて浩の部屋へ行くともうそこには翼が居た。 「悪い。遅くなった」 「大丈夫。今来たところだ。」 「さぁ。そろそろ行こうか。晶も待ってるだろうし。」 浩輔から聞きなれない人の名前が出た。 各自荷物を持って、部屋を出て翼の家へ向かって移動を始めた。俺は歩きながら浩輔に晶と呼ばれた人について聞いてみた。 「なぁ浩。晶って誰だ?」 すると浩輔が笑いながら、 「あぁごめんね。晶っていうのは、翼の弟。2コ下で、すっごくかわいいんだよ。」 「そうなのか。」 翼に弟が居るなんて知らなかった。と、言うか、今までそんな話題にならなかったからか。少しして、浩輔が語りだした。
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