第5章

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俺も今日は色々あって、疲れたので、まぶたが重い。眠たそうに目をこすっていると浩輔が 「潤ももう眠い?お布団敷く?」 と、優しく言ってくれた。俺はその言葉に甘えて少し寝ることにした。 「あぁ。今日はいろんなことがあったから疲れた。もう寝るな。」 そういって浩輔が慣れたように布団を押し入れから持ってきた。 「どこになにがあるかわかるんだな。」 「うん。小学生のころはよく泊まりに来てたから。翼の家の両親も多忙で家を空けることが多かったんだ。それに、晶が寝付くまで翼戻ってこないと思うから。」 そういいながらてきぱきと布団を敷いてくれた。 「はい!準備OK!歯磨きして寝るか。」 「浩輔ももう寝るのか?」 俺はまだ元気な浩輔を見て言った。 「ん?何?一緒に寝てほしいの?一人じゃ眠れない?」 と、ニヤニヤしながら言ってきた。 思いもよらない一言に俺は目が覚めた。 「な!何馬鹿なこと言ってるんだよ!」 「冗談だよ!もうそんなに怒んないでよ。」 そういってふざけていると翼が戻ってきた。 「なんだ?もう寝る準備か?まぁ、俺も疲れたし、今日はもう寝るか?」 翼の提案でみんなもう寝ることになった。 リビングに3つの布団を敷いて川の字になって寝た。翼、浩輔、俺の順番に、こんな感じに寝たのは初めてだったので、ちょっと嬉しかった。布団に入ってからもずっと話をしていた。そして俺は知らないうちに眠りの淵に誘われていた。
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