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三姉妹は眠れぬ夜を
迎えていた
余震が起きるたびに
あの恐怖の瞬間が
頭を過ぎる。
回りからは、
家族を失った人や
離ればなれになった人
達の啜り泣く声が
あちら こちらから
きこえる。
ひとみが 幸恵が起きて
いるのに 気ずき聞く
「幸恵ちゃん足痛いの」?
幸恵は
「うん、足はだいぶいいけど、レリィ寒くないかなぁ?お父さん お母さんはここ解るかなぁ?」
ひとみは
「明日でも見に行って
見るからね」と
優しく声をかけて
安心させる様に答え
てあげた。
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