愛のカタチ…優斗の過去

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ボコッ! ザザーン!ザザーン! 波は一定のリズムを刻む。 「ありがとうな…カズミ」 カズミはそれからしばらく泣いていた。 全てが溢れ出るように…。 そして翌日。 あいつは学校に来た。 勇気を振り絞って。 正直嬉しかった。 やっぱりいつも通り、悪口やいじめは起こった。 「マジ来るな!一生寝てろよなぁ!」 「てぇかこんぐれぇで休むなんてありえない」 机はチョークで無数に「死ね」と書かれていた。 そしてあいつが座ろうとすると、机を蹴り倒された。
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