愛のカタチ…優斗の過去

11/16
前へ
/368ページ
次へ
その時… 「やめてぇ!」 カズミが叫んだ。 「私はいいから。私は…」 ・・・ 教室中が静まり返った。 俺は言った。 「他人の個性をバカにする権利がお前らにあるのかよ!」 「…」 「いじめるならいじめろよ。だがなぁ、それで傷つくのは俺でもカズミでもねぇ!お前自身なんだよ!」 ・・・ 本当は俺もこんな偉そうなことなんか言えない。 だけど、俺は… どうしても言わなきゃいけなかったんだ。 「…すまん。俺が悪かった」 主犯の男が謝った。
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4568人が本棚に入れています
本棚に追加