1章《私の天敵》

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そんなことを思っていると… その王子様は突然眉間にしわを寄せた。 「お前邪魔!どこみてんだよ!こんなところで突っ立ってんじゃねぇよ!このメスブタが!」 え?うそ?何それ? ヤクザみたいなセリフ…。 信じられなかった。 状況が把握できなかった。 こんなに綺麗な顔だちのイケメンからこんな言葉が出されるなんて…。 ショック…。 ていうか何コイツ! 私をメスブタだなんて! 酷い! 今にも泣きそうだった。 「す…すいません」 「分かればよろしい」
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