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私は教室に入る一歩手前で立ち止まった。
そして後ろを振り返った。
やっぱりアイツだった。
頭にきていたので、私は言った。
「いつまで私に付きまとうつもり!」
するとアイツは突然のことでびっくりした顔で私を見る。
「なにキレてんだよ」
「キレてない!」
「そういう奴ほどキレてるんだよ!」
そう言ったあとに長州小力風に
「キレてないですよ」
と、おどけた。
コイツは私の神経を逆撫ですることがどうやら好きみたいだ。
どうしようもなくムカつく男だ!
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