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………………………………ジリリリリリリリリッッ! 『…んん~、うるさいなぁ…。』
俺は目覚ましを止めた
『ふぁ~、今何時だぁ?…なっ、9:00時!やべぇッ、遅れるッ!!』
俺の名はスケープ。19歳。俺の身の回りはごくごく普通の時間を過ごしている。平凡過ぎてつまらないぐらいだ。何か面白い事はないかな~っと日々日常の変化に心をときめかしている。今日は友達が……
『話があるから明日の9:30分までにガロース橋に来い。凄い物を見せてやっから!』
と言われて、どうせろくな物じゃないだろうけど、行ってやる事にした。
『よし、準備OK。じゃ、行こうかな…』
…TELLL…行こうとした瞬間、電話がかかって来た。
『はい、』
受話器を取る。時間がないのでなるべく急いだ口調だったが、相手の声を聞いた瞬間その急ぐ気持ちも脱力感に変わる。
『俺だ、俺』
『なんだ…マイズか』
マイズは俺と昔からの親友で、トラブルメーカーだ。友達に何か怒ったら必ず1番最初に疑われたほどだ。俺も何度か酷い目にあった。
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