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「こんにちは!こんにちは!」 ウサギが嬉しそうに踊っている様子を、私はポカンと見つめていた。 訳がわからない。 ただ、一人の寂しさや不安はいつの間にか消えていた。 私はそれに気づくと、未だ踊っているウサギにお礼を言った。 「ありがとう、ウサギさん」 そういうとウサギは踊りをピタリと止めた。 また静寂が訪れる。 「…」 「…」 さっきまで嬉しそうだったウサギは貼り付けたような無表情になった為、私は怖くなった。 怖くなって、ウサギを呼んだ。 「…ウサギさん?」
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