『雨音』

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こんな雨の日には ふと、キミのコトを考えてしまうんだ 雨粒の伝うリビングの窓から 煙るように灰色を刷いた空を見上げる キミは何をしてるだろう? わたしには知るすべもないけど… でもきっとこうして空を見上げてると思うんだ そんな風に感じる いつも大人なキミに わたしはだだっコみたいに甘えてばかり それでもどこがいいのかキミは わたしにたくさんの愛情を注いでくれる 不器用なわたしは、 うまく愛情表現できなくて… だからこうしていつもコトバに託してみる 屈託なく笑い、 みんなに愛されるキミが好き 時折見せる、 まるで子供のように、何かに夢中になる キミの横顔が好き 取り乱したわたしを諭す、 まるで姉のような 大人びたキミが好き 周りに目を配り、 こまやかに気遣える みんなに優しいキミが好き わたしが落ち込んでる時、一番に察して励ましてくれる キミの深い思いやりが好き 一見クールなのに、 2人の時にだけ見せる 少し甘えたキミの仕草が好き わたしを包み込む、 まるで天から舞い降りたヴェールのような… キミの大きな優しさが好き わがままばかりのわたしに、 呆れるでもなく、囁いてくれる キミのアイノコトバが好き でも… 泣き顔のキミは見たくない だからキミがいつも笑っていられるように わたしもいつも笑顔で居ようと思うんだ 大好きなキミの笑顔が、 この空のように曇る事が決して無いように
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