84人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
剛「おいおい…、冗談はやめろよな」
雄「冗談じゃないです」
雄介…頭大丈夫か!?
どっかでぶつけて変になったか!?
剛「どうして、その子が直貴だってわかるんだ?」
雄「匂いです」
剛「匂い?」
雄「うん。オイラ…色んな人に抱き着いてるから、その人の匂いがわかるんです」
その説明を聞いて呆れてしまう。
ツッコミ所満載だろ!(笑)
剛「お前は犬かよ!どんな嗅覚してんだ?」
雄「酷い…。せっかく説明してあげたのに」
剛「いや、誰だってツッコミたくなるって…」
雄「と・に・か・く!この子は直貴なの!!」
頬を真っ赤にして訴える雄介。
わかったよ!もうそういう事にしといてやるよ。
「雄ちゃ~んありがとう…グスン」
雄「いいって!もう泣くなよ~」
直「だって…だって…剛兄、全然わかってくれないんですもん…」
両手で目を擦り、泣きじゃくる直貴。
子供の姿で見てしまった雄介は、思わず「可愛い」と感じてしまうのであった。
最初のコメントを投稿しよう!