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直「ゆ、雄ちゃん…?」
直貴は黙り込んだ雄介を下から見上げる。
雄「……。な、何でもないべ!それより剛兄、酷いね~」
直「はい…」
オイラは何とか話をごまかした。
あんな事、恥ずかしくて言えるはずがない。
剛「そんなに酷く言うなよな。ヘコむじゃねぇか…」
雄「ヘコめばいいし!」
剛「なっ…」
直「ぷ…」
剛「単刀直入に言うな!!」
雄介に言われた一言がよっぽど傷付いたのか、向きになって大声をあげた。
雄「剛兄、うるさい…」
剛「お前が余計な事を言うからだろ」
雄「嘘に決まってんじゃん♪」
剛「え゙!?」
雄「本気だと思った?」
満面な笑みで問い掛ける。
悪戯っ子の罠であった(笑)
剛「嘘!?」
雄「うん、嘘。からかってみただけ♪」
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