贈り物

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  バシッ!   いい音が部屋に響き渡った。 剛史が雄介を叩いたのだ。   雄「痛ぇ~!!何すんだよ!?」 剛「お前が嘘つくからだろ!」 雄「だからと言って叩く事ないじゃんか~」     叩かれた部分を手で抑えながら、抗議をする。   剛「雄介にはこれが一番効果的なんだよ」 雄「何だよ、それ…?」 剛「言ってもやめねぇから」 雄「……。暴力反対」     二人が言い争いをしている中、一言も話していなかった直貴が口を開いた。   直「お互い様ですよ」 雄「直貴…?」 直「雄ちゃんも悪いですけど、剛兄も悪いです!」 剛「えぇー!?」 直「何がともあれ暴力はいけませんよ」     子供の姿の直貴に説教を受ける、大人の二人。 そして抱き着き魔が…   雄「直貴~」 直「ゆ、雄ちゃん…く…苦しいです」 雄「あ、ごめんごめん」
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