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傷
気づくと…
体には血の匂ぃが染み付いていた
体には沢山の傷
死にたいと
何度も思った
だけど…
怖くて死にきれなくて
死にきれずにできた
中途半端な醜い傷
一つ…二つ…三つ…
裏切り
憎しみ
恨み
悲しみ
心を傷つけられただけ
出来た体の傷
体は癒えても
心の傷は一生消えない
汚れた世界から
いなくなりたい
だけど…
死ぬのは怖くて
中途半端な人間に成り下がる
何故生まれてきたの?
そう思いながら
今日も心と体は
傷ついていった
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