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ジリリリリ…!!
薄暗い部屋に響き渡る目覚まし時計のアラーム。
それを止める為に俺の手が目覚まし時計を叩く。
突然だが、俺の自己紹介を。
俺の名前は鳴神 銀龍。
料理と読書、音楽鑑賞が趣味の高校二年生だ。
まぁ、俺の自己紹介はここまでにしよう。
俺は目覚まし時計の時間をみた。
「五時半……」
まだ間に合うな。
そう思った俺は寝間着から制服に着替え、自室から出た。
食卓へ降りても誰もいない。
俺の両親は昔、俺が小学生になった時に、事故で他界したからだ……。
おっと、こういう暗いのは辞めて、弁当と朝飯の準備しなきゃ。
俺は制服の上にエプロンを付け、ワカメと豆腐の味噌汁、白御飯、魚の照り焼きを作った。
ふむ、やっぱり朝飯は和食が一番だ。
五分経って朝飯をたらいあげた俺は髪をセットする為に洗面所に向かい、鏡を見つめた。
俺の髪と瞳は日本人には珍しい銀色。
色はある事以外絶対に変えない。
何故かって?
これが俺が鳴神 銀龍であるという証みたいなものだからな。
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