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次の日は雨だった為、部室に居た。
私と遥が部室に行くと男子達は伊東先輩と溶け込んでた。
「ん?」
「シノ?どうかした?」
「良い臭いがする。」
「あっ本当だ」
「あっ分かる」
「え?」
「これ、俺の香水なんだ。」
「先輩の…?」
「そう」
良い香りの正体は伊東先輩の香水だった。甘く時に切ないそんな香りだった。
「こんな匂い好き?」
「うん☆好きです。」
「そっか」
それから雑談が始まった。色々な話しをして行くうちに気付いた。
「(うち、伊東先輩が好きだ)」
有り得ないくらいのスピード一目惚れだった。
昨日合って今日、話しただけなのに…。
「有り得ない」
「何が?」
私の呟きは伊東先輩にも聞こえたみたいで質問された。
「何でもないです」
「シノ?もしかして恋?」
隣に居た遥に言われビックリした。
「いや、有り得ないから!!早すぎだから」
「でも、そんな早い一目惚れを今までして来たやろ?」
「うん…。」
私は一瞬で恋いに落ちる恋いをしていた。
「(明日から大変だよね)」
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