雨の日

2/2
前へ
/13ページ
次へ
次の日は雨だった為、部室に居た。 私と遥が部室に行くと男子達は伊東先輩と溶け込んでた。 「ん?」 「シノ?どうかした?」 「良い臭いがする。」 「あっ本当だ」 「あっ分かる」 「え?」 「これ、俺の香水なんだ。」 「先輩の…?」 「そう」 良い香りの正体は伊東先輩の香水だった。甘く時に切ないそんな香りだった。 「こんな匂い好き?」 「うん☆好きです。」 「そっか」 それから雑談が始まった。色々な話しをして行くうちに気付いた。 「(うち、伊東先輩が好きだ)」 有り得ないくらいのスピード一目惚れだった。 昨日合って今日、話しただけなのに…。 「有り得ない」 「何が?」 私の呟きは伊東先輩にも聞こえたみたいで質問された。 「何でもないです」 「シノ?もしかして恋?」 隣に居た遥に言われビックリした。 「いや、有り得ないから!!早すぎだから」 「でも、そんな早い一目惚れを今までして来たやろ?」 「うん…。」 私は一瞬で恋いに落ちる恋いをしていた。 「(明日から大変だよね)」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加